「桃源暗鬼」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気漫画が原作。日本人の誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。人間として暮らしていた少年・四季が、ある日突然“桃太郎機関”に所属する謎の男に襲撃を受けるところから物語が始まる。
第12話「嵐の日」
【あらすじ】
ひどく荒れた天気に見舞われた羅刹学園。修行を終えた四季たちが風呂場で憩いの時を過ごしていると、無陀野から避難訓練の実施を告げられる。体育館に集められた四季たちは、訓練としてそこで一晩明かすことに。いつもの厳しい課題もなく、一同は警戒しつつも用意された食事を楽しむ。1つだけ余ったプリンをきっかけに、四季と皇后崎のケンカが勃発。実は甘いものが好きな皇后崎が本気で怒って死闘になりかけるが、無陀野に叱られて事なきを得る。その夜、四季たちは男女に別れて寝ることに。男子陣は怪談を始めるものの、実は幽霊が苦手な四季は必死に耐える。すると、不意に照明が消えた。皇后崎が指さす先には白い影が浮かんでいて――。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会


