「外に出ても胸を張れるようなデザインであるかはすごく重要だと思う」
デザインの重要性を語るのは、「バディ・コレクション」というアパレル製品を手掛けるamu株式会社 代表取締役CEOの加藤広大氏である。
「基本的には『何これかわいい』『格好良い』『おしゃれ』から入ってもらえるものだと思っている。物としてデザイン性が良いもの、クリエイティブ力が高いものでないと、身につけたいと思わないと思う」(加藤広大氏、以下同)
amuは宮城県・気仙沼の漁師が使い終わったボロボロの網を買い取り、新たな素材に変換して作ったアップサイクル製品を取り扱っている。またニュース番組『ABEMAヒルズ』は製品についているタグにも注目した。タグをスマホなどで読み込むと、制作過程やストーリーをサイトで確認することができる。
「(身につけたいと思った)その上で初めて手に取ってもらい、『これ漁網なんだ』と。ブランドタグのQRコードを読み込んでいただくと、(廃漁具から製品に生まれ変わる過程で)何をどうしたのかが全部ストーリー調になって、面白く理解してもらえるような工夫をしている。しかしいかに情報やストーリーが良くても、格好悪いものを身につけたくないと思うので、その順番が必要だと思っている」
なぜ「漁網」をアパレル製品に?
