投入から約3分後にネットを揺らした背番号11は、コーナーフラッグ付近でアップを続けるベンチメンバーのもとへ。仲間と次々と抱擁をかわし、最後は肩を組んだFW高岡伶颯にゴール裏のサポーターに向けて「決めたのはこいつだぞ!」と言わんばかりにアピールされていた。その表情が思いのほか控えめで、実況・原大悟氏が「もっと喜んでください。あなたです」とコメントするほどだった。
解説・名良橋晃氏は「やったー!お兄さん、お父さん見てますかー!」と絶叫し、「ピサノ選手のキックからクリアを石井選手が拾って、石井選手が(相手DFを)引っ張りましたもんね。押し下げてスペースがあって、このコース。我慢が続いていましたから、これは大きいです」と興奮気味に絶賛していた。
この豪快弾には、ファンもSNS上でリアクション。「やっぱ横山夢樹よな」「横山が見事にやり切った」「ちょっと見た?ウチの横山」「横山くん!素晴らしい」「トドメを刺した!」「横山のミドルシュート気持ちいいいいいい」「よく撃ったねー!震えるわ」と熱狂した。
ダメ押しのゴールを決めた横山は、父がジェフユナイテッド市原や横山FCでプレーした横山博敏氏で、兄はベルギー1部のヘンクでに所属する横山歩夢。サッカー家庭で生まれ育ったドリブラーが大きな仕事を果たした。
U-20日本代表はこのまま2-0でU-20チリ代表を撃破。2連勝で早くも決勝トーナメント進出を決めた。第3戦は10月4日にU-20ニュージーランド代表と戦う。
(ABEMA de J SPORTS/FIFA U-20 ワールドカップ チリ 2025)

