試合冒頭、ベイリーは相棒ライラのTシャツを着て入場するも、すぐに投げ捨ててリングへ。このところ仲間かと思えば突然キレ出すなど、人格が安定しないベイリーに対し、直前のバックステージでライラが「もうあなたにチャンスは与えられない。一人でやって」と突き放しており、不安定な心境で試合に臨むことになった。

 リングではラケルがショルダータックルやスラムで圧力をかけ、序盤からパワーによる主導権を掌握。ベイリーもジョーブレイカーやドロップキック、場外へのスーサイドダイブで応戦し、一進一退の展開に。だが終盤、ラケルの相棒ロクサーヌ・ペレスの介入で視界を奪われると、ビッグブーツからの必殺“テハナ・ボム”を被弾。ベイリーはあえなくピンフォール負けとなった。

 試合後、あろうことかラケルとロクサーヌがベイリーの袋叩きを開始。そこで登場したのが先ほど突き放したはずのライラだ。「ライラきたー」「結局くんのか…」とファンもどこかヒーローショーを見ているようなノリで盛り上がる。ただしこの日のライラは、誰がどう見ても本気で助けに来たのか疑わしい格好だった。

 颯爽と花道に登場したライラだったが、スカート丈が妙に短い。バックステージでの決別宣言を振り払うようにベイリーのもとへ駆け寄るも「また変な格好で」「めっちゃミニ」「スカートの意味」「みえるよライラ」「なんちゅう格好だ」などファンのツッコミが雪崩のように押し寄せた。

 際どい格好とは裏腹に、腹を決めたライラは全力でベイリーを援護。切れ味鋭い延髄斬り2連発でラケル&ロクサーヌを撃退する。するとベイリーも再び人格が切り替わり、頭を押さえながら別人格を宿したように猛反撃を開始。ニートレンブラーやバックスープレックスで形勢を逆転し、トップロープ越しのクローズラインで二人を追い払い、試合後のリングを制圧した。

 しかしここで終わらないのが、最近定番となりつつあるベイリーの“人格ガチャ”のコーナー。先週は「触るんじゃねえ、ダサい格好しやがって!」とライラを罵倒するイービル人格だったが、この日は一転。“陽気なお祭り姐さん”が降臨。「よくやった! 一緒にやろうぜ! 行くぞバ〜カ」と強引にハイタッチを決めた。

 観客にも伝わるほど困惑した表情で後ずさるライラは、今回も“困惑の顔芸”を余儀なくされる展開に。ベイリーの新たな人格に対し、ファンからは「普通に怖いよ」「第三の人格かな…」「フルハウスでも見ている気分」と困惑混じりの反応が飛び交った。(ABEMAWWE『RAW』)

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