「忍者と極道」(にんじゃとごくどう)は、日本の裏社会に棲まう忍者と極道の、約300年に渡る血で血を洗う抗争を描いたバトルアクション漫画です。原作は近藤信輔(こんどう しんすけ)氏による同名漫画で、講談社のウェブ漫画アプリ「コミックDAYS」にて2020年から連載されています。本編に登場するキャラクターを掘り下げた「獅子の華」「最狂悪童伝ガムテ」の2つの外伝漫画も同アプリにて公開されています。
TVアニメ「忍者と極道」は、2025年10月7日より毎週火曜25時59分〜(初回は26時05分〜)、日本テレビにて放送されます。またBS日テレでも放送されることが決定していて、10月8日より毎週水曜24時〜にて放送予定です。
この記事では、「忍者と極道」の作者・近藤信輔氏にまつわる情報をまとめました。作者の経歴や過去作品、X(旧Twitter)の情報なども紹介します。
目次
- 「忍者と極道」とは
- 「忍者と極道」の作者は?
- 作者の他の作品は?ジャンプで連載していた?
- 作者はX(旧ツイッター)をやっている?
- 「忍者と極道」の作画担当は降板した?
- アニメ「忍者と極道」作者のまとめ
「忍者と極道」とは
忍者と極道の抗争により大きな被害が出た江戸の大火から約300年。トラウマにより笑顔を失った忍者・多仲忍者(たなか しのは)と、表向きはエリート会社員の極道・輝村極道(きむら きわみ)が偶然の出会いを果たします。
お互いの素性を知らぬまま、女児向けアニメの話題を機に2人は意気投合。しかし、悪しき闇を討つ忍者と、孤独なものが集い、裏社会で悪事を重ねる極道との争いが、再び現代において激化していきます。忍者と極道は、命のやりとりをする2つの勢力の壮絶な抗争に巻き込まれていくのです。
「忍者と極道」の作者は?
「忍者と極道」の作者は、近藤信輔氏です。埼玉県立熊谷高等学校を卒業後、早稲田大学へ入学。漫画に関心を抱いた近藤氏は、大学在学中に「早稲田大学漫画研究会」やサークル「WSMK(早稲田大学少女マンガ研究会)」に所属し、漫画の知識を深めていきます。
漫画家志望当初はギャグ漫画家を目指し、赤塚賞などにギャグ漫画を投稿していたとのこと。その後、ストーリー漫画の原作志望に転向し、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で開催された新人漫画家の募集企画・ストキン炎のネーム部門に挑戦。2007年には「JUDOES」でネーム部門炎努力賞を、2008年には「THE KILLING WAY」でネーム部門炎努力賞を受賞しています。
その後もサラリーマンとして働きながらネームを描き続け、ギャグ漫画「御奉死!! 滅威怒流(ごほうし めいどりゅう)」が「週刊少年ジャンプ」の副編集長に評価されたことをきっかけに、再びギャグ漫画の道へ進み出します。2011年にはギャグ漫画を一気に30作品描き上げ、その中で高評価を得たショートギャグ漫画「伊達先輩」の増刊版である「烈!!!伊達先パイ」(れつ!!!だてせんパイ)が、晴れて「少年ジャンプNEXT!!」(集英社)2011 SUMMERに掲載されることになります。これが近藤氏のデビュー作品となりました。
学生の頃から自分の漫画が掲載されたら本格的に漫画家を目指すと決めていた近藤氏は、これを機に会社を退職し、漫画家一本に絞ることに。「週刊少年ジャンプ」の2012年10号に再び読み切り漫画の「烈!!!伊達先パイ」が掲載されると、2012年41号からは同作品の初の連載版がスタートしました。
「烈!!!伊達先パイ」の連載終了後は、柔道のバトルロイヤルを描いた「ジュウドウズ」を同誌の2014年41号から2015年8号まで連載。その後、講談社に「忍者と極道」のプロトタイプの原稿を持ち込み、2019年2月に連載が決定します。そして2020年から「コミックDAYS」にて「忍者と極道」の連載がはじまりました。
作者の他の作品は?ジャンプで連載していた?
近藤氏は、「忍者と極道」以外にも、これまでに2作品の漫画を連載していました。
1つは「週刊少年ジャンプ」にて2012年41号から2013年10号まで連載していた「烈!!!伊達先パイ」です。「烈!!!伊達先パイ」は、高校のマドンナ・伊達愛(だて めご)と、その彼氏・片倉武士(かたくら たけし)との仲を、大人げなく邪魔する過保護な愛の兄・伊達まさし(だて まさし)こと「伊達先パイ」を主人公としたギャグ漫画です。「烈!!!伊達先パイ」は、「少年ジャンプNEXT!!」の2011 SUMMERと「週刊少年ジャンプ」2012年10号にて、前身となる読み切り作品も掲載されています。
もう1作品は「ジュウドウズ」という、柔道バトルロイヤル“柔道頭(ジュウドウズ)”を描いた漫画です。大坂夏の陣で徳川軍1万5千人を丸腰で投げ倒した男・田中柔蔵(たなか じゅうぞう)を祖とする柔道の村・八破羅村を舞台に、数年に一度、開催される最強を決める大会でのバトルを描いています。2014年41号から2015年8号まで「週刊少年ジャンプ」にて連載されました。さらに、スピンオフ作品となる「ジュウドウズ外伝 柔も轟に」が、2015年3月29日から4月5日まで「少年ジャンプ+」で連載。このシリーズも、前身となる読み切り漫画が「ジャンプLIVE」(集英社)2号に掲載されています。
また、「忍者と極道」の世界観を思わせるような読み切り漫画「しのびや屈」(しのびやかまり)も過去に発表しています。市内に大小50を超える暴力団が組を構える通称「東の修羅の国」を舞台にした現代の忍者バトルを描いた作品で、「少年ジャンプNEXT!!」2015年6号に掲載されました。
作者はX(旧ツイッター)をやっている?
近藤氏はX(旧ツイッター)に個人アカウントを持っていて、プライベートのつぶやきや、作品の情報や裏話などを日常的にポストしています。ときどき描きおろしのイラストをポストすることもあり、インプレッションが10万ビューを超えるなど、多くのファンから注目を集めています。
「忍者と極道」の担当編集者が運用する「忍者と極道」のX公式アカウントでは、漫画の配信情報のほか、2025年10月から始まるアニメの最新情報が発信されています。TVアニメ化に向けたプレゼントキャンペーンのリポスト告知のほか、過去には「忍者と極道」の全話無料公開を告知し、いいね数・リポスト数ともに1.7万を超えるほど話題になりました。
今後も、漫画やTVアニメに関する情報が、近藤氏の個人Xアカウントや「忍者と極道」公式Xアカウントにて発信されると思われます。
「忍者と極道」の作画担当は降板した?
「忍者と極道」の連載が決定した後、2019年2月にウェブコミック投稿サイト「DAYS NEO」にて「忍者と極道」の連載の作画担当を決める「作画コンペ」が開催されました。同コンペでは、「豊かな表情と体から醸し出される色気や憂いを帯びたキャラクターの深み、アクションシーンの勢いなど」が高く評価され、金木令さんが作画担当に抜擢されています。しかし、連載開始前に金木さんは作画担当を降板。作画担当の降板を受け、連載では原作者の近藤氏が作画も担当することになりました。
アニメ「忍者と極道」作者のまとめ
「忍者と極道」の作者は、近藤信輔氏です。早稲田大学在学中には「早稲田大学漫画研究会」やサークル「WSMK」に所属し、ギャグマンガ家を志望していました。
ギャグ漫画のネーム投稿を続け、「週刊少年ジャンプ」で開催した「ストキン炎」のネーム部門炎努力賞を2回受賞。その後は数々の読み切り作品の発表を経て、「週刊少年ジャンプ」にて「烈!!!伊達先パイ」や「ジュウドウズ」を連載しました。その後、講談社に「忍者と極道」を持ち込み、2020年からウェブ漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載が開始。現在も連載中です。
今後の原作の配信情報やコミック、アニメの情報は、近藤氏や「忍者と極道」の公式Xアカウントにて発信、情報共有されると思われます。
「コミックDAYS」では、2025年9月現在、第1~27話と最新の2話を無料配信しています。2025年10月からは初のTVアニメが始まるので、放送開始前に原作となる「忍者と極道」の情報や世界観をチェックしておきましょう。
(C)近藤信輔・講談社/「忍者と極道」製作委員会
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