【写真・画像】高市早苗氏を勝利に導いた麻生太郎氏の“戦術”「1回目の投票で小林氏・茂木氏に恩を売った」ジャーナリストが解説 1枚目
【映像】総裁選でほくそ笑む麻生氏の様子(実際の映像)
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 4日に行われた自民党総裁選。大方の予想を覆し、高市早苗前経済安保担当大臣が決選投票の末、小泉進次郎農水大臣を制し、自民党初の女性総裁が誕生した。ジャーナリストの青山和弘氏によると、その裏には麻生太郎最高顧問の力が大きく影響しているという。

【映像】総裁選でほくそ笑む麻生氏の様子(実際の映像)

 青山氏は1回目の投票結果に触れて「何が1番驚いたかというと、小泉氏の議員票が80票しか出なかったこと。それと小林(鷹之)氏が44票も出ていること。何なのかと後から考えると、これは麻生氏がのっけた。30票ぐらいしかないところに、15票ぐらい麻生氏がのっけた。そして茂木(敏充)氏には5、6票かもしれないけど麻生氏がのっけた。高市氏は64票、これはもうちょっといってもいいと思った。ただ、小泉氏も80票で意外と少なかった。これが決選投票に生きてくる。つまり麻生氏は、1回目は小林氏、茂木氏に恥ずかしくない議員票を出させて恩を売って、決選にこの小林氏、茂木氏の票を全部高市氏にのっけるという戦術に出た。最初から高市氏に出してここで圧勝させるのではなく、1回目はどうせこの2人(高市氏と小泉氏)で抜けるから、小林氏と茂木氏に恩を打って国会議員票で決選に持っていって、国会議員票で高市氏をひっくり返した」と説明した。

「党員票の結果を見て流れた人たちが少なからずいた」
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