決選投票では石破路線の継承を訴える小泉氏と林氏が2位3位連合を組む。そうすれば、前回の総裁選で石破氏と小泉氏が組んだように2位3位連合で1位の高市氏に逆転勝ちをする。麻生氏はそのシナリオを崩すため1回目の投票では高市氏にだけではなく、小林氏と茂木氏にも票を分けて、決選投票での高市氏への投票を約束させた。実際に小林氏は決選投票で高市に入れたことを明かしている。
自ら動かせる票を使って、1位4位5位連合を形成することで、2位3位連合を打ち破った。結果、決選投票では地方票だけではなく、議員票でも高市氏が小泉氏を上まわる完全勝利をもたらした。
政敵の菅氏や袂を割った岸田氏を蹴散らしての大逆転のシナリオ。麻生氏は周囲に「これで俺は主流派に返り咲きだな」と語ったそうだ。
青山氏の取材で各陣営が語っていたこと
