しかし、成功の裏には大きな犠牲も。「年間、16年間ずっと300泊ホテル暮らしで、子供も小学校入るまではずっと連れ回し」という過酷な日々を明かした坪内さんは、息子から言われた忘れられない言葉も語った。

 「幼稚園の時に、『いま僕が死んだらお金がもらえるんでしょ』と」。坪内さんは「多分意図せずだと思うんですけど、よその生命保険の話をどこかで聞いてきて言われた。やっぱりお金の心配はものすごくさせてるんだな」と振り返り、スタジオの出演者たちも思わず涙。香取慎吾は「みんな一気に涙を…」と言葉を詰まらせた。

 波乱に満ちた人生を経て得た智慧として、坪内さんは「経営者として30点、母親として30点、自分個人の人間として30点で、10点は遊びを持つ」という言葉を全国のママたちに送った。「なんか私、今日、経営者として30点いけたかな。オッケーオッケー、合格」と自分を許す心の余裕が大切だと語った坪内さん。小姫南さん(23歳)は「若いっていうのもあって、ちょっとでもおろそかにしちゃうと、若いお母さんやから、やっぱり周りの目もある」と共感を示し、坪内さんの言葉に救われた様子だった。