台風22号が直撃し、伊豆諸島・八丈島では甚大な被害が発生した。さらに、接近する台風23号の被害も懸念されている。
およそ6700人が住む八丈島に9日、台風22号が直撃。観測史上最大の大雨に見舞われた。八丈島の空港からおよそ200メートルほどの店舗では、暴風の影響で屋根が吹き飛び、外壁もほとんど剥がれてしまっている。
町中では何台もの車が横倒しに。これらの被害が確認されたのは、2つの山に挟まれ、風が吹き抜けやすい市街地。最大瞬間風速54.7メートル、時速に換算するとおよそ197キロという猛烈な暴風が吹き荒れた。島民は「この台風は、私77歳ですけど、一番強かった。やっぱり怖いですね。自然の地震や台風は……。久しぶりにこの年でビビった」と語る。
停電、土石流被害、断水に苦しむ島民
