八丈島を取材するテレビ朝日の屋比久就平記者は現地の様子を伝えた。「町が設置したゴミの仮置き場が11日に開設されて、12日朝も午前9時から運搬が始まり、続々と廃棄物が運び込まれている。家屋の木材や屋根が積まれていて、台風22号の被害の大きさを改めて実感する」。

「住民の方々は、徐々に復旧に向けて歩み始めているが、そんな中で懸念されるのが台風23号。こちらのゴミの仮置き場は、11日は午後4時まで受け入れを行っていたが、12日はこの後雨風が強くなる予想を受けて、正午を持って受け入れを終了した。住民の方からは、八丈島の人は台風に慣れているとはいえ、22号で大きなダメージを受けた中で、次の台風が来るのは不安だという心配の声が聞かれた」

 島民が一番困っていることは「いろいろと困っていることはあるが、特に断水が続いていること」だという。「台風22号の影響で土砂崩れや倒木が発生してしまい、水道管が損傷したことで、島の広い範囲で今も断水が続いている。海上保安庁による給水支援も行われているが、まだまだ水が足りていない状況だ」とした。

台風23号への対応は?
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