ブラジルの印象を語る渡辺剛
【映像】渡辺剛、ハードプレスでメキシコFWを封殺
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 日本代表の最終ラインで着々と存在感を高めているのが、DF渡辺剛(フェイエノールト)だ。10月の代表ウィークを前にオランダ・ロッテルダムで密着取材を敢行した。

【映像】渡辺剛、ハードプレスでメキシコFWを封殺

 9月のメキシコ戦では、ハードマークで相手エースのFWラウール・ヒメネスを封殺。本人は「やっと日本代表で自分の良さ、プレーレベルの高さを表現できた初めての試合」と手応えを口にした。

 また、守備のみならず攻撃でも貢献。15分には高精度のロングフィードを通してMF堂安律のシュートチャンスを演出した。このシーンを渡辺は「堂安選手が走っているのは見えていたので、どっかのタイミングで(パスを)出したいなと思っていた。すごく良い動き出しだったので、上手く出せてよかったです」と振り返る。

 さらに「ハイライン、ハイプレスを狙っているチームには、裏に1本のパスを出すだけで、相手の思考にダメージを与えられる。前のプレスはもちろん、裏もケアしなきゃと思わせることで、色んな良い面がある」と語った。

 この10月シリーズは、板倉滉(アヤックス)、伊藤洋輝バイエルン)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、高井幸大(トッテナム)、冨安健洋(無所属)が怪我やコンディション不良で不在。その中で渡辺はいわばリーダー格であり、10日のパラグアイ戦もフル出場し、14日のブラジル戦でも奮闘が期待される。

「ヴィニシウス選手みたいな世界最高峰のDFでも止められない選手を、自分がどう感じるのか。個のクオリティーを持っている選手に自分が通用するのか楽しみ。そういう選手を抑えてこそ評価される」

 ブラジル戦に向けてそう意気込んだ渡辺。10日の韓国戦で5-0快勝を飾った王国を相手にどんなパフォーマンスを見せるのか。要注目だ。

ABEMAサッカー日本代表
 

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