システムの構造上の利点も語る
南野のシュートは惜しくも枠外となったが、流れるような連携から生まれた“縦に速い攻撃”。鎌田は「最初に左にボールが出た時に僕は薫(三笘)のサポートに行きましたけど、拓実くん(南野)が良い位置を取ってくれたからボランチが引っ張られて、僕が空いた」と連携面の良さを強調する。そして、「僕がここ(中盤)でもらった時には、もう構造上で自分たちが3バック、相手が4バックなら、間違いなく相手の逆サイドのポケットが空く。見るとかじゃなくて、そこはまず頭に入っている」と狙い通りの攻撃だったことを明かした。
さらに鎌田は「ボランチをやっている時は、逆サイドの10番(シャドー)を使うというのをよく考えているし、(周囲にも)伝えている」と説明。「ポケット侵入の回数を増やせれば、チャンスが多く作れる。現代サッカーはポケットをいかに使えるか次第みたいな感じでもあるので、すごい良いシーンだったと思いますし、こういうシーンを増やしていくことが大事かなと思います」と手応えを感じてもいた。
10月14日に対戦するブラジル代表は文字通りの強豪国で、10日には韓国代表を5-0で粉砕した通り好調でもある。日本代表が勝利を奪うには、鎌田が語った通り“縦に速い攻撃”が鍵となりそうだ。
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