アスカの歪んだ“家族”&“絆”論がこじれた末、イヨの孤立とカブキ・ウォリアーズのヒールターンへ発展した今回のストーリーライン。その流れの中で生まれた新タッグであるリアとイヨの“Rhiyo”(リアとイヨを合わせた呼び名)が、リアの母国凱旋という最高の舞台に姿を現した。

 アウェイの空気をものともせず、カブキ・ウォリアーズの演出は圧巻。アスカは扇子と着物調ローブ、般若マスクにブルーの縁取りを施した不気味なメイクで威圧感を放ち、カイリは狐の仮面とブルー基調の妖艶な装いで登場。ふてぶてしい態度でリングに向かう姿がブーイングを誘った。

 ファンからは「衣装金かかってるな!」「ビジュ最高」「伝説のペイント女王」など賛辞が続出。アスカのペイントを見て「キングボンビーだ!」と茶化す声もあがるなど、会場は終始ヒートアップ。さらに海外ファンからも「カブキ・ウォリアーズの豪華な着物調ローブと妖艶なマスクが日本的美学を体現している」「故郷の英雄リアを脅かすほどの豪華さ」「マスクとローブが本物の芸術」「パースのブーイングさえ絵になる」と絶賛が相次いだ。

 試合は、連携の冴え渡るカブキ・ウォリアーズと、女子シングル王者タッグ“Rhiyo”による息詰まる攻防戦。特にカイリは、イヨとの決裂を経て吹っ切れたようなファイトを見せるが、終盤でアスカをかばいリアのビッグブーツを被弾。場外へ転がり落ちる形となる。その直後、リングに引き戻されたカイリは、リアの「リップタイド」とイヨの「ムーンサルト」による連続フィニッシュの餌食に。試合は“Rhiyo”が制し、イヨは母国の盟友と抱き合いながら勝利を分かち合った。
 
 その後、13日に行われたRAWではリアとカイリが一騎打ち。リングサイドでイヨとアスカがそれぞれ見守る中、リアがカイリを沈めて3カウント。10月17日(金)に東京・両国国技館で開催される「WWE SuperShow Japan」でのタッグによるリマッチに早くも注目が集まっている。(ABEMA/WWE『クラウン・ジュエル』)

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