森田氏は、「パチプロが1人でパチンコをやってる中でも、稼げる限界値っていうのがある。いい台を打ち続けるっていうのがパチンコで勝つ一番のコツだが、パチプロの人は軍団というのを作っている」と語る。
その仕組みは「例えば、1人で(パチンコを)打ったら2万円の収益しかないけれど、これを1万円(打ち子に)支払って、期待値2万円の台を打たせることによって、自分の収益が1万円プラスになるみたいな。集団で打った方が絶対に得なので、それをうまく利用しているのがパチンコの軍団長であり、打たせているのが『打ち子』という感じだ」と説明した。
パチプロは期待値が高いとされるパチンコ台を見抜き、SNSなどでその台を打ってくれる人を募集する。それが「打ち子」であり、集団で雇うケースがほとんどだという。打ち子が遊戯する資金はパチプロ側が持つが、打ち子は勝っても負けてもその日の「あがり」をパチプロ側に渡す。打ち子は1日遊戯した分の時給を受け取り、それを差し引いた額が「親」と呼ばれる依頼人のものになる。
ほとんどのパチンコ店では打ち子行為を含む集団打ちは禁止行為となっている。しかし、元パチンコ店の店長でパチンコ情報ブロガーのきこり氏によると「明確にダメというのはなかなか難しい。軍団打ちとかノリ打ちを禁止しているホールはあるが、友達とか連れと言われると、なかなか(集団打ちの)現場を抑えるのは難しい。本当に集客のためにやるので、それがプロに取られてしまうのは、本来還元したいところに還元できないので、非常にお店にとってはマイナスだ」と明かした。
細かすぎる…打ち子バイトの募集条件
