「元々江戸時代、役者っていうのは特殊な存在だったので、いわゆる表通りに家を建てられなかったんですって。それがだんだん役者が稼ぐようになってきて、表通りに家を建てられるようになった」と語り、「そうなった時に、お店を始めたり、名義上の『⚪︎⚪︎屋』ってのをつけて。それがだんだん掛け声にもなってって、結果それが、それぞれのお家に伝わった」と、屋号の成り立ちを明かした。
「基本的にはやはり市川宗家、團十郎の兄さんのお家が宗家なんですけど。屋号を一番初めに名乗られたのは、團十郎兄さんの成田屋」と解説。屋号の序列については、中村米吉が「役者は年を召された方から偉いですけど、その屋号でその偉さが変わるとかでは特にはない」と明かした。
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