久保は試合後に舞台裏も告白
森保一監督も他の選手たちも、事あるごとにファン・サポーターへの感謝、そして声援の重要性を口にする。中でも堂安と久保は、最もファンの目線、想いを大事にしてきた。「みんなに楽しんでもらいたい」「仕事や学校のことを調整して足を運んでくれるファンをガッカリさせたくない」「サポーターはお金を払ってスタジアムに来てくれる」などの発言を2人は繰り返してきた。
歴史的なブラジル撃破の直後、まずファン・サポーターの元に駆け寄ったのは、その意味で実に堂安と久保らしい行動だった。2人は真の意味で日の丸を背負うことの重み、影響力、重要性を理解しているようにも見える。
ちなみに、試合後に久保は、このシーンについて「(ベンチにいた)何人かで意見が分かれていて、鎌田選手なんかは『いやいや、ブラジルに勝ったぐらいではしゃがないようにしよう』ってみたいな」と舞台裏を告白。そして、「僕もそれを聞いた時はそっち派だったんですけど、堂安選手を1人で行かせるのは可哀想だなって」と“久保節”で締めていた。
この記事の画像一覧

