首班指名選挙については「立憲、維新、国民を全部足した場合は(自民の)196を超える。だから首班指名選挙では自民のみだと196だが、例えば、立憲、維新、国民がつくと210で超えるので、首班指名選挙はこの構図になったらこっち(野党連合)の代表が総理になる」と解説。
「(野党連合に)国民が抜けて公明が仮に入った場合、これでも自民を超える。だからまずは玉木首班でいま、玉木氏を総理にという話が立憲民主党の中から出てきている」と続けたが「玉木氏は政策合意のハードルが高い。安全保障と特に原子力発電。国民民主党は電力総連がついているため原発推進。立憲は原発ゼロ。これは差が大きい」と懸念点を上げた。
公明党の斉藤鉄夫氏を総理にするケースについては「創価学会が支持母体の総理大臣が生まれるという憲政史上初の状況になるが、それだってなくはないかもしれない。かつて自社さ政権という日本社会党の村山富市氏を自民党が担いで村山総理を作ったことを考えれば、公明党と立憲もそんなに距離はないのではないか。維新と公明党は距離があるが、これで総理大臣が生まれるならいいじゃないかという考えもある」と、過去の事例から可能性はゼロではないとした。
さらに青山氏は「もしこの4党(立憲、維新、国民、公明)がくっついたら衆議院で過半数超える。そうすると過半数をとる政権ができる可能性だってある」と語る。
また、立憲民主党の安住淳幹事長の名前を挙げると「『自民党を割れないか』と言っている。自民党の中から『高市総裁のやり方はよくないね。じゃあこっち側と組んで政権作ろうよ』といって30人でも割れてきたら、仮に玉木氏がついてこなくても過半数を超える可能性がある。立憲、維新、公明が乗れば」との見方を示した。
今後の高市氏の動きにも注目
