今後の動きについて青山氏は「まだ公明は野党側と組むつもりは全くないと思うし距離はある。首班指名選挙は多分20日か21日かだと思うが、こういう工作が今週1週間続いていく。これらは全部、まだ可能性は低い話だが“まさかの坂”は、3回目の坂もあるかもしれないから、いろいろな工作を見ていかなければいけない」と語った。

 野党第一党の立憲民主党について「立憲の人たちがどういうような説得をしていくのか、政策面の合意も必要」と説明する青山氏は「一方で高市氏も黙って見ているわけにはいかない。もし自民党が割れたら大変なことになってしまう。どのように自民党の求心力を高めるのか。さらに他の政党にも、『今後協力していくから立憲の工作に乗らないで』という動きができるのか」と、高市氏の動きにも注目。

 「いま公明党と『一方的に断った』『いや一方的じゃない』と言い合いをしたり、『選挙区に立てる』とか言うと、公明党の心がどんどん離れていく可能性もある。それはいまの高市氏の立場からするとあまりよくないのではないか。そうすると野党の工作に乗る可能性が出てきてしまう」と指摘した。

来日が予定されているトランプ大統領
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