■連立の条件「議員定数削減」は?

連立の条件
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 議員定数削減について、安野氏は「国家予算からのインパクトは、そこまで大きなものではない。また、日本は諸外国と比べると、人口あたりの国会議員の数は、諸外国よりも少ない状況。そこが少なくなると、ある種多様な方が国会に入ってくる。ハードルはより上がって、ただでさえ新陳代謝が悪いと言われている中で、それは今打つべき手なのか」と主張。

 維新が主張する1割削減について、青山氏は「1割は50人だから、衆議院で考えると、これは相当大きな数だ。少なくすると、残った議員に権力が集中してしまうことも考えられる」と警鐘を鳴らす。

 また、「削減によって優秀な議員が落ちたり、新しい参入が障壁になったりする可能性がある」とし、「本質は数の問題なのか、それとも選挙制度の問題なのか。あと、少数の国民の声を拾い上げるにはどうしたらいいのかを、ちょっと時間をかけて議論する必要がある」と訴えた。

 政治とカネの問題がある中で、維新が議員定数削減のボールを投げてきた意図については「数値目標として打ち出しやすかったんじゃないか」と分析する。「定数削減だったら、『何人切りました』と分かりやすい。それが1つの理由じゃないかと思う」。

(『ABEMA Prime』より)

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