【WRC 世界ラリー選手権】第12戦 セントラル・ヨーロピアン・ラリー(デイ4/10月19日)
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ドイツ・チェコ・オーストリアの3カ国を舞台に行われたWRC(世界ラリー選手権)第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』は、カッレ・ロバンペラが優勝。
トヨタは今シーズン11勝目を挙げ、2戦を残して5年連続となる製造者(マニュファクチャラー)タイトルを確定させた。トヨタの同タイトル獲得は通算9回目となり、10度のランチアに次ぐ歴代単独2位に浮上。圧倒的な強さで再び王座を決めた。
今大会では初日デイ1からトヨタ勢が上位を占め、セバスチャン・オジエとロバンペラが安定した走りを披露。しかし、デイ3でオジエ組がコースオフによるデイリタイアを喫する波乱がありながらも、ロバンペラが首位をキープ。エルフィン・エバンスは初日にコース上のバリアに当たって動かし5秒ペナルティを受けるも追い上げ2位表彰台を獲得し、日本人の勝田貴元も4位と健闘した。
トヨタは今季、第11戦終了時点で2位ヒョンデに125ポイント差をつけて迎えた今大会。4日間の全行程を終え120ポイント以上のリードを維持し、タイトル獲得の条件をクリア。マニュファクチャラーズチャンピオン争いは2戦を残し異例の早期決着となった。
昨年は最終戦ラリー・ジャパンでの大逆転戴冠だったが、今年は圧巻のシリーズ制覇。ラリー・ジャパン、サウジアラビアと日本への凱旋も含め残る2戦も、王者トヨタの快進撃から目が離せない。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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