宮崎氏は「玉木氏は今回、もうちょっと賢く動けるチャンスがあったんじゃないかなと正直思っている」と切り出すと「最初から立憲と国民と維新の組み合わせで本当にやっていけると思ったのかなっていうのがすごくあって。多分玉木氏は、最初から『無理だろう』と思っていたんじゃないか。本心は『いやいや、自民党だよ』と。自民党がもうちょっと折れてきたときに『しょうがないな』といこうと思っていたのかなと。あっちにもこっちにもいい顔したり、格好つけすぎちゃったのかなという印象」とコメント。

 加えて「私の周りの人たちに聞いていても『玉木氏は意外と決めるところを決められなかったんだな』という評価になっちゃっているのが残念」と続けると「いわゆる『二枚舌』の話をするけど、維新がもともと自民と組もうとしてる動きがあったのに、ここ(自民維新の連立)がもう一回来ることを頭に入れていなかったこと自体が相当甘いと思っている」と厳しく評価した。

 青山氏も「この世界、裏でいろいろな交渉があるのは当たり前。それを二枚舌と言っていたら何も始まらない」と同意して「高市氏が(玉木氏に)財務大臣兼副総理ぐらいを用意していたという話になっている。それをとって、そこから実際に自分がやるべきこと、例えば178万円に103万の所得の壁を引き上げるとかを実現させてから総理大臣への階段を上がっていくという。結果論かもしれないけれど、もっと実利を優先しても良かったんじゃないか」と語った。

維新の政策は実現できるのか
この記事の写真をみる(2枚)