さらに「普段も喋りたいからこそ、のど飴ずっと舐めて、声帯に負荷かけないようにしてたんです。ボイトレも通って」と徹底した喉のケアについても言及。冷たい水を避けていた理由については、「もう1個は、(冷たい水だと)結露が出るじゃないですか。手が濡れるじゃないですか。無意識のうちにスーツとかに触ってたら濡れてるシミができてるかもしんないじゃないですか」と説明した。

 ディレクターに「細かく全部自分でルールを作っていたんですか?」と問われると、くるまは「才能がないからですよ、普通に」と率直に答え、「だから、持たざるものは、持ってないんだから、ちっちゃい部品をつけていかないと勝てるわけないじゃないですか」と続けた。

 「すんごい強い剣とか持ってるやつには勝てない。だからせめて小細工でちょっとずつ頑張ろうっていうだけですけど」という言葉からは、M-1グランプリ連覇という偉業を成し遂げながらも、自らの才能に対する冷静な自己評価と、それを補うための徹底的な努力の姿勢が垣間見えた。

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