自民党の会派入りをしたことで「反対したら造反になってしまうので、(政策は)全部賛成する」というが、一方で「NHKの予算だけは毎回反対し、他党にも反対をお願いしてきたので、そこだけはなんとか交渉しようと。次の通常国会の時に、もしかしたら造反でクビになるかもしれない(笑)」とも語った。

 これに政治評論家でジャーナリストの平井文夫氏は「(クビには)ならないだろう。衆議院は幅があっていろいろ人を探せるが、参議院は幅がない。今回の総理指名選挙、国民民主の小林さんが間違えて高市さんに入れたので1票多いが、なかったらぴったり。齊藤さんがいなかったら1票足りないわけだ」と、大事な1議席であると指摘した。

 今回の閣僚人事で、前官房長官の林芳正氏が総務大臣に就任した。齊藤氏が「林総務大臣の過去の発言を見ても、NHKのことにあまり興味はないのではないか。高市総理のほうが振り向いてくれると思うので、政権自体が向いてくれるよう、会派内でどこまで発言して問題を共有できるかが大事だ」との見方を示すと、平井氏は「保守系の政治家はNHKに対して懸念を持っているので、高市さんは石破さんや岸田さんよりは温度感が高い」。

 このまま自民党入りする未来はあるのか。齊藤氏は「自民党議員の先生方にも『もう自民党議員みたいだね』とずっと前から言われていて、むしろなりたいぐらい。ただ、僕は全国比例で当選しているので、自民党にはなれない。次の3年後、党がもしなくなることがあれば…」と語った。(『ABEMA Prime』より)

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