――観客席で見ていても、飛び立った2人がステージ中央で手を触れ合うシーンは非常に幻想的でエモーショナルな瞬間でした。
高野：リハーサルのときからずっと思っていたのですが、ウマ娘ちゃんが飛ぶことが初めてだったので、「transforming」という楽曲で“面白さ”だけが印象に残ってしまうと嫌だな、と。
「飛んだー！ すごーい！ おもしろーい！」というようにエンタメだけになってしまったら嫌だなと思っていたのですが、本番では力強いどよめきが起こってすごく嬉しかったですし、トレーナーさんたちがこの楽曲に対して非常に理解度が高いということが伝わってきました。
私たちの熱量が、トレーナーさんに伝わってくれたんだって、耳の中で感じていましたね。
――改めて「transforming」をお2人で歌われてみて、どんなことを感じたのでしょうか？
高野：各イベントでもゆかりあるウマ娘ちゃんとサイレンススズカとで歌わせていただいたのですが、アグネスタキオンみの強い歌詞だなと思っていて。
上坂：そうですよね。本当に2人の世界線を越えられたら、こんな景色が見えるんだろうなという願いみたいなものが歌い分けながら積み重なっていって。2人にしか歌えない意味の歌詞でもあると今日改めて思いました。
スズカとタキオンは走り方もスタイルも違うのですが、孤高のウマ娘族として、どこか遠い世界を望んでいる2人が出会う曲として、すごくエモかったと思います。
高野：2人で歌えて6thイベントのいちばんの思い出になった気がします。
上坂：我々は自分で言うのもなんですけど、翔んで映えていましたね！
高野：あはは（笑）。
上坂：宇宙が似合う２人でした！ この２人でよかったです！
高野：スズカとタキオンは本当に宇宙を感じられましたね！
上坂と高野による「transforming」をはじめ、さまざまな見どころがある「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier」秋公演DAY1は、11月2日（日）23時59分まで見逃し配信で視聴可能だ。『ウマ娘』ファンはお見逃しなく。
取材・写真・テキスト／kato
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