「これはマツコ・デラックスさんにもらった電子レンジ」
全焼してしまった赤羽の自宅は“終の棲家”にする予定だったという。火災後の自宅に行くのはこの日で4回目。今回の目的は以前は1万枚もあったという写真の整理だという。
林家ペー・パー子夫妻の代名詞である「写真」。家で大量に保管していた往年のスターや共演者との思い出を探し出し、倉庫に移動させる。
部屋に入ると強い臭いが鼻をつく。
林家ペー「当初は水浸しだったの。今は1カ月経って多少は濡れていない。(黒焦げになったボードを指して)これ全部写真よ。全部燃えちゃったのね」
火災から1カ月。2人とも高齢ということもあり、後片付けがなかなか進んでいない。
林家ペー「これはマツコ・デラックスさんにもらった電子レンジ。マツコさんと知り合ったのは『月曜から夜ふかし』。マツコさんの愛するお母さんが亡くなってお花を御仏前に届けたのよ。(電子レンジは)そのお礼にくれた」
火災が発覚したのは9月19日の午後1時ごろ。目撃者から「黒い煙が出ている」と通報があり、ポンプ車など29台が出動する事態に。30平方メートルほどが焼けたが、およそ2時間で火はほぼ消し止められた。
その日、林家ペーは法事で外出。家にいたのはパー子だけだったという。
林家ペー「ここに古いコードがあって、漏電がきっかけここから。だんだん最初のショックは薄れてはくるけどね。夢であってほしいなって。たった1日でね、ショックでしたね」
パー子は指にやけどをしたものの大きなケガはなかったというが、家財のほとんどが焼けてしまった。
「100%タクシーに乗ってた。近所に買い物行くだけでも往復2500円」
