「100%タクシーに乗ってた。近所に買い物行くだけでも往復2500円」

思い出の写真
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 焼け跡から写真を発見。安堵した表情を浮かべる林家ペー。思い出話が自然とこぼれる。

林家ペー「うわー、いろいろ写真残ってた。キダ・タローさん。有田さん。いやー嬉しいですね。マツコさん。これ持って帰るね」

 火災を免れた記憶のかけらを、月々7万円で契約しているという自宅下の倉庫に運び入れた。
    
林家ペー「こんな経験まるで初めてです。誰だってそうですよね。周りへの対応、それは反省しきりですね。マンションだから被害を被った人たちがいる」

 燃えた自宅は、パー子の兄が購入した分譲マンション。家賃を払う形で住み、義理の兄が亡くなったあとに相続した。名義が変わったタイミングで火災保険の再加入が必要だったが、未加入のまま暮らしていた。

━━一番迷惑をかけたのは下の階の方?

林家ペー「そう。水が溢れて引っ越された。リフォームも。(火災後は)気が動転して、寝る場所がないから人が紹介してくれた赤羽の駅の東横インへ。そこで泊まったけど対応の遅さを林家たい平師匠に怒られてね」

 火災保険に入っていなかったため、マンション住民への賠償と焼けた家のリフォームで多額の費用がかかることになった。しかし、頼れる貯金はほとんどない。

林家ペー「最高の時は2人で(年収)3000万円。脳天気なのかなうちは。いろいろ使ったりして。(移動は)100%タクシーに乗ってた。近所に買い物行くだけでも往復2500円よ。そういう生活をしてたのよ。それがなかなか厳しくなってバスに乗ったりして」

 生涯現役を掲げてきた2人は、貯蓄を意識せずに暮らしてきたそう。火災というまさかの事態に見舞われた熟年夫婦に手を差し伸べたのが…

林家ペー「たい平師匠や郷ひろみさん、マツコ・デラックスさん、松本明子ちゃんや松村邦洋くん。そういう人たちにお金をいただいた。今はいろんな方から仕事をいただいている」

 共演者からの支援もあり、金銭面での不安は少しずつ解消されているという。

 周囲からの助けも受け、今は2人で家賃10万円の一軒家で暮らしている。

 火災から1カ月。新たに住む場所を決め、賠償にも向き合い、ようやく止まっていた時が動き出した2人。これからは…

林家ペー「老夫婦ですが現役で頑張る。頑張らざるを得ない。死ぬまでやらないとお金返さないとね。『ペー・パー』だけに『かみさま』がついている…あんまウケなかった。『かみ』違い」

(『ABEMA NEWS』より)

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