【明治安田J1リーグ】アビスパ福岡 1ー0 湘南ベルマーレ(10月26日/ベスト電器スタジアム)
アビスパ福岡のFWウェリントンが試合終了直後、J2リーグ降格決定にショックを受ける湘南ベルマーレの選手たちに歩み寄って励ました。古巣への心温まる行動にファンが涙している。
10月26日のJ1リーグ第35節で福岡と湘南が対戦。1ー0で勝利した福岡のJ1残留が決まり、敗れた湘南は3試合を残して2017年以来となるJ2降格が決定した。
湘南の降格決定を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、湘南の選手たちの多くがピッチに倒れ込んだ。頭を抱え、目頭を抑え、涙を流し、それぞれに悔しさを滲ませた。腕章を巻いてチームを引っ張ったFW鈴木章斗は、ユニホームで顔を覆い仰向けの状態から動くことができなかった。
チームメイトのMFゼ・ヒカルドの手を借りて何とか立ち上がると、そこに紺色のユニホームを着た1人の選手がやってくる。元湘南で現福岡のウェリントンが、涙が止まらない鈴木章斗の背中を叩いて言葉を掛けた。さらには顔を手で抑えて号泣するMF石井久継に寄り添い、肩を抱いて慰めた。
ウェリントンにとって日本の原点は湘南




