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 さらに、お目当ての「究極の白多喜」(1万800円)は作りたてが美味しいということで、なんと門外不出の作り方を特別に見せてくれた。店主が納得したこんにゃく粉を、「白滝に向いている特別な水」に溶かし、約1日冷蔵。その後、こんにゃく独特の弾力を生むために必要な凝固剤を入れるが、入れすぎると臭みやえぐみの原因となるため、通常の半分以下の量で固めている。それを可能にしているのが、店主による「練り」の技術だ。こんにゃくは育った環境によって固まり方が変わるため、長年の勘と手の感触で力やスピードを変えていく。

 10分練ったものを特製の搾り機につめ、お湯の中に押し出したら、その様子がまさに「白い滝」のよう。最後に氷水で締め、究極の白滝が完成した。不純物が少ないため気泡まで透けて見えるほどで、その差は普通の白滝と比べても一目瞭然。出来立てを口に入れた芸人たちからは、「本当うまい!」「めっちゃ美味しい」「白滝だと思わないと思います」と感動の声があがった。

 その様子をスタジオで見ていたマツコは「この量しか作れないんだもん。これは1万円するわ」と感想を述べるだけでなく、「紹介しないほうがいいんじゃない?」とさらに入手困難となりかねない状況に懸念を示していた。(『マツコ&有吉 かりそめ天国』より)

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