その上で「外国人の問題は、一言で言ってもいろいろな問題がある。例えば、旅行客が多いことや、日本の医療の恩恵を受けすぎているのではないかという問題、土地を買いすぎている、日本国籍を取るのが簡単すぎるのではないかなど、考えただけでもいくつもある。しかもいろいろな省庁にまたがっている。非常にその調整は難しい」と懸念点を挙げた。
そして「若くて当選2回の議員がどこまで調整役を担えるかは、まだまだ未知数なところがある。野党側は共生社会といって、外国人も一緒に住んでいく社会を作らなきゃ駄目だという、わりと厳しくしようという小野田氏に対してけっこう攻撃してくる、論戦を仕掛けてくる可能性がある。なので小野田氏がそういうところをうまくコントロールできるかは、まさに週明け火曜日からの論戦では大きな焦点になってくる」と解説した。
文筆家で評論家の古谷経衡氏は「小野田氏と私は同い年だが、若くして入閣したのは大変すばらしいと思う。ただ、高市内閣としては外国人問題で、『排外主義とは一線を画す』と言っているので、いわゆる極論というか、暴論みたいなことを政策で実行するかは、そこまで不安視はしていない」とコメントした。
さらに、岡山県の選挙区出身であることに触れて「結果的には自公連立が破綻になったが、そのはるか前の段階で小野田氏は自分の岡山の選挙区で公明党と大げんかをして、自民党単独で公明党の力を得ずに当選されたという過去がある」と説明して「象徴的なのは、結果として公明党はいなくなったが、この方はまさに『公明党いらない論』の先鋒。そういう意味では政権の、いまは自維(連立)だが、それをまさに象徴するような閣僚ということでは注目したいと思っている」と、自身の考えを述べた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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