11月6日、WRC(世界ラリー選手権)の第13戦『ラリー・ジャパン』が開幕する。3日に配信された『開幕直前ラリージャパンで大騒ぎSP』では、ラリー車が湖に転落した際にコ・ドライバーが取った行動が紹介され、注目を集めている。
番組では、WRCの過酷なシチュエーションの例として、岩壁沿いのコースを走っていたラリーカーがコースを外れて崖を滑り落ちるシーンが紹介された。これを見たチョコレートプラネットの松尾氏は、「ヤダヤダ~! もうやめよう」と思わず叫んでしまう。しかしこの出来事には続きがあり、崖下の湖に転落したラリーカーが沈んでいく様子が映し出される。MCのチョコプラ長田氏も「すぐ脱出しないと!」と言うが、ドライバーと助手席のコ・ドライバーはなんとか車内を脱出。水面に浮かぶ2人の姿が見られた。
ここでクローズアップされたのは、コ・ドライバーが濡れないように持っていた“ペースノート”だった。これはコース上のあらゆる情報が記載された、いわばラリーステージの説明書にしてガイドブックのようなもの、走行中、コ・ドライバーはこれを見ながらドライバーに的確な指示を飛ばしているのだ。
コ・ドライバーが命懸けでノートを守るこの姿に対して、松尾は「あんなになっちゃったらもう見えないだろう」と冗談っぽく突っ込んだが、クルマ好きでラリーに詳しい長田が「それぐらい重要」だとコメントを返している。
番組内では、ペースノートはラリーマシンにとって“生命線”だと解説しており、さらに昨年のチャンピオンであるティエリー・ヌービルは「ペースノートがあるほうが速く運転できる」と言い、フォードのジョシュ・マッカーリーンは「距離を走るにはペースノートは必要不可欠。最後の自信が持てない」とノートの重要性について語っている。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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