【WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月6日/デイ1)
WRC・世界ラリー選手権の日本大会『ラリージャパン』が6日に開幕、競技本格開始を前に“リアル頭文字D”がファンからの熱い視線を集めた。注目を集めたのはWRC2カテゴリーに参戦するロシア出身のニコライ・グリアジン選手(28歳)で、彼は日本の人気マンガ・アニメ『頭文字D』の大ファンとして知られている。
昨2024年のラリージャパンでは、『頭文字D』に登場するパンダカラーのハチロクをイメージしたカラーリングのシトロエンで参戦し、話題を呼んだグリアジンだが、今季はマシンをシュコダにスイッチ。車体カラーリングは通常仕様と思われたものの、細部は特別仕様となっていた。
6日午前、鞍ヶ池公園で行われたシェイクダウン走行で、グリアジンの様子をカメラが捉えると、実況の菱沼洲斗アナウンサーは「さあヘルメット、今チラッと映りましたけどね」と注目。ヘルメットには『頭文字D』のロゴが光っており、視聴者からも「あら素敵なリバリー」や「メットがパンダカラー」などのコメントが寄せられ、反響を呼んだ。
さらに、車体にも控えめに『頭文字D』のロゴが施されており、鞍ヶ池公園のドーナツターンスポットを走行する様子が国際映像にもしっかりと捉えられたことで、ファンから「頭文字Dがあるやん」「イニDのロゴ入ってるぞ」と再び脚光を浴びた。
グリアジンはこのシェイクダウン走行でクラス3位のタイムを記録。走行後、「昨日は雨が降っていたが、今日は雨があがっているので(コンディションは)良い。良い仕事をしたい」とコメントし、6日午後からの競技本格開始に向けて意気込みを見せた。日本のファンに向けた粋なオマージュは、シーズン最終戦を前に大きな話題を提供した。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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