【WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月6日/デイ1)
WRC(世界ラリー選手権)の第13戦ラリージャパン、日本人ドライバーが乗って登場したマシンのお馴染みのカラーリングが反響を呼んでいる。
WRCは、F1などと違って下位カテゴリーのマシンがトップカテゴリーであるWRC1と同じコースを走る。今回も数名の日本人ドライバーがエントリーして出走しているが、日本人ラリードライバーの鎌田卓麻も参戦している。鎌田は全日本ラリーやダートトライアルで活躍してきた51歳のドライバーで、国内ラリー界隈ではよく知られた選手。今回、この鎌田がシュコダのマシンでアタックを始めると、実況の菱沼アナウンサーが「カストロールカラーということでマニアの方にはたまらないでしょうね」とコメントした。
解説の竹岡圭氏も「(鎌田選手は)今年の全日本ラリーでもカストロールカラーで走ってますね」と言っているが、この赤と緑のラインは、潤滑油ブランド「Castrol(カストロール)」を展開するBP社のイメージカラー。かつてトヨタのWRCカー、セリカGT-FOURやカローラWRCも同カラーをまとっていたため、ラリーファンにとって思い出深く懐かしいカラーリングなのだ。
視聴者コメント欄も大いに盛り上がり、「カラーがいい」「セリカリスペクト」「カストロールカラーは良き」「ロスマンズカラーで走ってくれる人はいないのか!?」「あのセリカがカッコよかった」などのコメントが寄せられた。
ステージフィニッシュ後、「ファンタスティックなカラーリングですね」とインタビュアーから言われると、鎌田は「日本でカストロールができる(ことが嬉しい)」などと英語でその想いを語った。SS1はクラス4位となった鎌田だが、7日のSS4を終えクラス2位に浮上、なお、昨年もラリージャパンにはカストロールカラーのヤリスが参戦しており、「伝説のカラーリングだ」と注目を集めていた。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

