11月6日から9日まで、愛知県と岐阜県を舞台にWRC(世界ラリー選手権)第13戦ラリージャパンが開催中。現地でレポートを担当する元横綱が、エネルギッシュに活躍する姿を見せてくれている。
競技初日デイ1は、愛知県豊田市にある鞍ケ池公園で最初のステージが行われた。ここで現地レポートをしてくれたのが、カーマニアとして知られている第66代横綱の元若乃花こと花田虎上氏だ。これまでもABEMAのWRC中継にスタジオゲストとして登場していたが、今回はレポーターとして現地へ乗り込むこととなった。
このステージの名物にもなっている360度ターンに陣取った花田氏は、ギャラリーに囲まれて若干照れながら登場すると、現地のコンディションなどを的確に伝えつつ、スタジオの竹岡圭氏へ逆に解説を求めるなど、仕事を確実にこなした。その一方で、「フラッグもらっちゃいました」など、ラリーの専門家ではなくカーマニア的視点からの発言も繰り出し、「早く始まらないかとドキドキしてます!」と、とにかく嬉しそうな雰囲気が伝わってくる。
次の中継タイミングでは丘の上から降りて、よりコースに近い位置へ移動すると、一層テンションアップ。「ファンの方に押し負けた」「ラリーファンは押しが強いですね」など、相撲ジョークも飛ばしながら満面の笑顔を浮かべた。
そしてスタート目前にWRCマシンのエンジン音が聞こえ始めると、「この音が最高ですよね! 早く始まらないかとワクワクしております」と大興奮。ここで実況の菱沼アナウンサーから「お客さんの数はやっぱり多いですね」と言われると、「そうですね、私が小さく見えますよね」と放送席を笑わせている。
ステージがスタートし、推しである勝田貴元選手の走りを実際に見た花田氏は、「(感動で)涙が出ちゃって、頑張ってほしい気持ちいっぱいで応援してました」と心から語っている。竹岡氏から「めちゃめちゃ楽しそうじゃないですか」とツッ込まれるほど、とにかく本人が楽しそうで、見ているだけで嬉しくなる花田氏のレポートは、ラリーマシンの走り同様、一見の価値ありだ。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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