【写真・画像】ラリージャパンで大クラッシュ 大破したマシンが物語る“衝撃”…掲げられた「OK」サイン、乗員は無事も再出走ならず激震 1枚目
【映像】勝田、まさかのクラッシュ!目に涙浮かべる(実際の様子)
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WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月8日/デイ3)

【映像】勝田、まさかのクラッシュ!目に涙浮かべる(実際の様子)

 WRC・世界ラリー選手権『ラリージャパン』は8日、競技3日目を迎えたが、総合3位の好走を見せていた勝田貴元が痛恨のクラッシュを喫し、地元での自身3年ぶり2度目の表彰台は厳しい状況となった。

 デイ2まで総合3位と表彰台を視野に入れ、3日目のこの日もSS10まで順位をキープしていた勝田だが、SS11で悲劇が襲った。区間タイムで暫定トップより0秒3、0秒2と速いタイムを刻んでいた勝田だが、3つ目の区間タイムで突如10秒3遅れ。マシンはボンネットの一部が跳ね上がっており、勝田自身もステアリングを重そうに操舵する様子が見られ、車速も40km/h前後と上がらず、明らかにマシンに不調をきたしている状態でゆるゆると走行を続けた。

 実況の布施宏倖アナウンサーも「勝田貴元に悲劇が襲う!スピードが出ない」と、レポートしたが、序盤のギャラリーが待ち受ける区間で挙動を大きく乱してオーバーシュート。コース上に設置されたブロックに2度ほど衝突し、その影響でマシンにダメージが生じてしまった。

 勝田はフィニッシュ地点まで辿り着くもトップから4分31秒7遅れとなり、SS11を終えて総合7位と大きく後退。インタビューエリアでマシンを停めた勝田は目に涙を浮かべ無言。何も語らず走り去った。最終日を残して表彰台、日本人33年ぶりの優勝は絶望的となり、悔しさが滲んだ瞬間だった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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