震災で全焼…輪島朝市で12年営んだ食堂「再開しない」店主が苦渋の決断をした理由 2025/11/08 18:15 拡大する 石川県輪島市郊外の仮設住宅。水色のキッチンカーがとまり、男性が料理を販売している。人気商品は煮しめや昆布巻。1人がいくつか買う時もあるので、商品が売り切れていることもしばしばある。【写真】輪島朝市の跡地はいま…商品がなくて残念そうな顔をするお客さんに「今度持ってくるね」と話し、「結構もってきたんだけどな」と予想を上回る需要に驚く姿もあった。紙浩之さん、56歳。もともとは輪島市にある朝市エリアで食堂を営んでいたが、2024年元日に起きた地震とその後の火災により店を失った。1年余り経った今年3月、購入した中古のキッチンカーで仮設住宅を回り始める。 続きを読む