【写真・画像】悲劇のクラッシュも「続けろ!」 ラリージャパン、日本人の夢潰えた直後に“道を開ける”チームプレー…同僚は真っ先に気遣う姿も 1枚目
【映像】民家の横を疾走する異次元の光景
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WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月8日/デイ3)

【映像】民家の横を疾走する異次元の光景

 8日、WRC・世界ラリー選手権第13戦ラリージャパンの競技3日目が行われ、トヨタのセバスチャン・オジエが首位を守った。ライバルのヒョンデ勢では気鋭のアドリアン・フルモーが総合3位につけて奮戦。その民家のすぐ横を疾走する姿が話題になっている。

 昨季までセミワークスのMスポーツ・フォードに所属していたアドリアン・フルモーは、今季フルワークスチームのヒョンデの一員に抜擢された。チームメイトはどちらも王者獲得経験のあるティエリー・ヌービルとオィット・タナックということで、今季ここまで目立つ機会は多くなかったが、このラリージャパンでは大健闘している。

 2日目デイ2を終えて総合4位まで順位を上げたかと思えば、デイ3は朝からSS8、SS9と連続でベストタイムを記録。SS10では、またもトップ獲得かというほどの鋭い走りを見せたフルモーだったが、WRCのトップマシンのスピード感と周囲の風景との組み合わせが脚光を浴びることになる。

 SS10「笠置山」は、山岳路と農道が混在するステージで、木々に囲まれたワインディングを攻めていたかと思えば、すぐ後には道路脇に民家や電柱の姿もちらほらと見える。フルモーが乗るヒョンデ i20 N ラリー1が猛スピードで日本らしい農村風景を駆け抜けたシーンでは、実況の布施アナウンサーも思わず「民家の横を走っていくということで、すごい絵ですよね(笑)」と漏らした。

 これに対し、スタジオゲストでスピードスケート金メダリストの髙木菜那さんも、「『今何走ったんだろう? 幻かな?』ってなりますよね」と返している。コンマ1秒の世界で競い合う公道最速のマシンが、紅葉の美しい季節の日本を疾走する。このラリージャパンならではの風景を見られるのも、あと1日間のみだ。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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