【WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月9日/デイ4)
WRC・世界ラリー選手権第13戦ラリージャパンが行われ、ホームラウンドのトヨタが1-2-3フィニッシュをして表彰台を独占した。日本人ドライバーの勝田貴元は最終ステージでスピンしてしまったものの、スピンターンの妙技を見せて、すぐにコース復帰している。
競技3日目デイ3にクラッシュしたものの、最終日デイ4は「ファンのために走る」と決意した勝田。朝から雨が降りしきる最悪のコンディションのなかでプッシュし続けていたが、最終パワーステージの中盤でタイヤを滑らせてしまう。
勝田が乗ったGRヤリスは右ななめ後方を向いて一旦止まってしまったが、すぐにスピンターンして車体を進行方向を向かせた。道幅の狭いツイスティな山岳路で、路面は完全ウェットという大荒れのコンディションだったが、まるで何もなかったかのように立て直してタイムアタックを続けている。
その後も最後まで攻めの走りを見せた勝田は、どのコーナーもギリギリの走りで駆け抜けていった。最終的にはパワーステージ7位ということで、このタイムロスがなければあるいは……とも思わせたが、ステージ後半は見ているだけで緊張がみなぎるほどの熱い走りだった。
リタイアの危機を回避する勝田のスピンターンを目撃した視聴者からは、「よう回せるw」「凄いテクニック」「よく戻れるなw」「これで切り返せるのもすごいな」「これでターンできるのすごい」「どーやってターンしたんだ」など勝田のテクニックを絶賛するコメントが多く集まった。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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