■12歳少女の祖母の悲痛な思い

少女の祖母
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 違法マッサージ店でタイ国籍の12歳の少女に接客をさせたとして、経営者が逮捕された事件。少女は客への性的サービスをさせられていたという。12歳の少女は「嫌だったが母に逆らえず従った」と供述している。

 6月末、少女は母親から「一緒に日本で働こう」と言われ来日し、店に直行。その後、「迎えに来るから働いていて」と言い残して、7月中旬に母親だけタイに帰国。店に残され、33日間で61人の客の相手をさせられた少女。およそ62万7000円を売り上げたという。

 9月、少女からタイにいる祖母へこんな連絡があったそうだ。「(孫は)『タイに帰って勉強したい』と。『だから入管に行く』と話していた」(少女の祖母)

 少女は東京出入国在留管理局に1人で駆け込み保護された一方、母親は別の売春事件に関わったとして台湾で身柄を拘束されている。

 少女の祖母は悲痛な思いを話す。「(どんな店かは)知りません。ただ『マッサージ』としか聞いていない。孫も娘も心配。こちらからは連絡できない。連絡が来るのを待つしかない」。

 この件については、「客側にも問題があるだろう」という声がSNSでも溢れている。「客も全員洗い出して調べてほしい」「客も当然非難されるべき」「約60人の客の誰一人、少女を保護しようとしなかったのか」(SNSの声)

「店だけでなく少女を買った客も加担している」
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