——ここまでガッツリとアクション大作になることは想定外でしたか?
本渡:アクションになるかどうか、考えてもいなかったです。どんな展開が来ても大丈夫という気持ちでやっていました。
——本作ではついにたえちゃんが覚醒するわけですが、(山田たえ役の)三石琴乃さんとの掛け合いはいかがでしたか?
本渡:たえちゃんが言葉を喋って会話できるということが、新鮮な気持ちでありつつとても不思議な気持ちでした。なるべくその新鮮な気持ちで、素直にさくらと同じように驚けたらと思って意識しながら演じていましたね。
——掛け合いのなかで“たえちゃんらしさ”というのは感じられたのでしょうか?
本渡:たえちゃんらしさは感じなかったです。(フランシュシュとして活動する前の)山田たえとしての覚醒状態だったので、意識している人格も違うのかと思います。
——たしかにその違いはありますね。
本渡:そういう意味では三石さんが演じているという共通点以外はたえちゃんにはなくて、さくらやフランシュシュのメンバーのことを突き放すシーンもあって、「なかなかしんどいなぁ」と思ったりもしました。でも間違いなくたえちゃんがそこにいたと思います。
——最後に、本作をまだ観ていない人に向けてメッセージをお願いいたします。
本渡:「読んでくださった皆さんは、必ず劇場に足を運んでいただきたいです!」と言い切れるくらい、素晴らしい作品だと胸を張って言えるものが出来上がっています。
ゾンビィとして一度死んでいる子たちが何故か蘇ってアイドルとして活動するということに、最初はすごく驚くかなと思うのですが、とてもお話が深くて、すごく生と死というものを考えさせられるところもあります。
そして劇場版では楽曲も新たに4曲が追加されて、とても泥臭くかっこいいです! 花魁から平成アイドルまでたくさんの世代が集まっているという要素も楽曲には出てきますので、気になってくださった方はぜひ劇場に足を運んで、楽しんで観てください!
『ゾンビランドサガ』らしさが随所に発揮された劇場版は現在公開中。ぜひその目でフランシュシュの活躍を楽しんでほしい。
劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』
全国公開中
【配給】東映 エイベックス・ピクチャーズ Cygames
取材・撮影・テキスト/kato
(C)劇場版ゾンビランドサガ製作委員会
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