本渡楓 写真02
『ゾンビランドサガ』配信中
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 『ゾンビランドサガ』シリーズ初の劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』が、10月24日から全国で公開中だ。2018年のTVアニメ第1期、2021年の第2期では佐賀県のご当地アイドル・フランシュシュが佐賀を救うために奮闘するエピソードが描かれてきたが、劇場版では佐賀を脅かす宇宙人とのスペクタクルアクションが展開する。

【映像】アニメ『ゾンビランドサガ』

 作中でも第1期の時系列から数えて7年の月日が経っていることが明示されているが、アニメファンからの注目を集め人気作となった本作ならではの魅力について、源さくら役の本渡インタビューで伺ってみた。

——劇場版でも描かれていますが、シリーズを通じての7年間の歩みで、開始当初と現在で反響の違いのようなものは感じられていますか?

本渡:あまり感じていないのですが、強いて言うと視聴者の皆さんも私と同じように「『ゾンビランドサガ』がなんかやっているよ」という感じで、驚かなくなってきているのかなと(笑)。ちょっとお茶目な制作や宣伝スタッフたちが、視聴者の皆さんを巻き込んで「楽しいよ! 観ようね!」ってしてくれていることを感じているので、それが『ゾンビランドサガ』らしさとして、これくらいやってくれるんだという認識は広がったのではないかなと思います。

——TVシリーズから劇場版を観ていて、一貫して『ゾンビランドサガ』らしさというものを感じることができました。その「らしさ」とはどういうところに現れているのでしょうか?

本渡:死ぬ気でやればできるとか、死ぬ気で何かをするという言葉がありますが、でも死んじゃダメじゃないですか。この『ゾンビランドサガ』では、一度死んでしまっているゾンビィのフランシュシュたちが死ぬ気でまだまだ成し遂げようとしているんです。

 死ぬ気で佐賀を救うために命をかけて宇宙人と戦う。でも死んでいるんだよなっていうことが、私はひとつのサイクルだと思っています。

「すごく演じやすいキャラクター」
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