Suicaも参入「キャッシュレス決済」戦国時代へ
交通系ICサービスSuicaのキャラクターであるペンギンが、来年度末で卒業することを発表したJR東日本。同社では“Suicaルネッサンス”と銘打ち、機能の強化を進めている。その一つとして来年秋、モバイルSuicaに搭載されるのがコード決済機能だ。
チャージの限度額は現行の2万円から最大30万円に引き上げられる。現在は運賃の精算や少額の支払いなど利用できる場面が限られているSuicaだが、今後はグループの商業施設などで扱う高額な衣料品やバッグの購入などの支払いにも利用しやすくなる。
国内のキャッシュレス決済の利用額は右肩上がりで、去年は140兆円を超えた。中でも2018年にはわずか0.2兆円だったコード決済が13.5兆円と、大幅に増えている。
“コード決済戦国時代”ともいえる中、新たに参入するSuica。東北や北陸など地方路線で年々赤字が拡大しているJR東日本にとっては、今回のコード決済導入で主力の鉄道事業以外の分野も成長させることが重要になってきている。
では街の人はどのように思っているのだろうか。
「使い道は増えるかもしれないですね。でも高額になった時こそ、ポイントがどうなるかによって使い方が変わるのかなと」(40代 公務員)
「公共交通機関で還元されるポイントとか、そういうのがすごく重要だと思います」(40代 会社員)
“現金持ち歩く派”関根麻里、その理由とは?
