実績のある経営者が日本の課題に挑む全く新しい「実績重視」の提言トーク番組、ABEMA『For JAPAN シーズン3 #30』が11月14日に配信された。「AIのリスク」について政治団体「チームみらい」党首でAIエンジニアの安野貴博氏と議論した。
株式会社ハタメタルワークス 代表取締役 畑敬三氏は「AIの進化で人間が働かなくてよくなり、ベーシックインカムを導入するなどの話も出ている。だが、このままAIが進化していくと映画の世界のように人間に敵対する方向に進むのではないか?」と懸念を口にした。
これに安野氏は「私はAIが人間の言うことをきかなくなって人間に敵対する可能性もゼロではないと思うが、より心配すべきリスクは“AIを使って強化された人たち同士”が戦争を起こすことだ」と回答した。
番組MCの古舘伊知郎は「アメリカのホワイトハウスも中国も既にAI導入が当たり前。トランプ氏と習近平氏の両方がAIの“御託宣”を受けて、人間同士だったらギリギリ抑止力が働いたかもしれないのに『これが正解か』としてしまう可能性があるということか?」と確認。安野氏はこれに同意した。
Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は「たしかに、ドローンもAIも、日本以外はそういった文脈で話されることが多い。だが、あえて日本だからこそ、AIを平和裏に使っていくこと、そして平和裏に使った結果、いろいろなユースケースを生み出していくことは、私たち日本人の必要なところだと思う」と述べた。


