「桃源暗鬼」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気漫画が原作。日本人の誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。人間として暮らしていた少年・四季が、ある日突然“桃太郎機関”に所属する謎の男に襲撃を受けるところから物語が始まる。
第18話「疑心暗鬼」
【あらすじ】
四季たちが少女の自宅に到着すると、家は既に燃えていた。病院の火事も偶然とは思えず、練馬支部に戻り、状況を報告することに。検査をした真澄によると、桃太郎がなんらかの能力で皇后崎を監視している可能性が高いという。真澄の推測は当たっていた。深夜はその能力で、皇后崎の状況を把握。手下たちを使って病院や少女の自宅に火を放っていたのだ。さらに深夜は放火犯が四季である可能性を示唆する。それは鬼に対して己の目で善悪を見極めようとする神門を焚きつけるためだった。一方、真澄は最悪の事態を想定し、現在のアジトを放棄することに。さらに皇后崎を捕らえた手下たちを探し出し、その背後で事を操っている桃太郎への糸口を掴もうとする。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会


