女子世界王者ステファニー・バッケルがラケル・ロドリゲスと対戦。“デカ女”ことラケルのパワーに苦戦しながらも、王者ステファニーが“コークスクリュー・ムーンサルト”で勝利。しかしリングサイドで熱心に応援していたニッキー・ベラが勝利を祝おうとハグに駆けつけるも、予想外の展開が待っていた。

 順調にタイトル防衛を重ねる王者に、まさかの事態が訪れる。勝利直後、予想どおり“ジャッジメント・デイ”のラケルの相棒ロクサーヌ・ペレスが襲撃。それをニッキーが救出し、ステファニーもスーパーキックでロクサーヌを一蹴。師匠格の頼れる姐さんニッキーとハグを交わし大団円――お約束の展開になるはずだった。

 ところが、笑顔で振り向いたステファニーを、ニッキーが女子世界王者のベルトで突然殴りつけてKO。チャンピオンでもないのにベルトを掲げ、「次は私よ」とアピールする衝撃のヒールターン宣言。

 思えば、唐突に復帰しステファニーを救出して以来、仲間のように振る舞っていたニッキー。しかし、度々バックステージで“悪巧み”のフラグを立てており、感の良いファンからは「ですよねー」「やっぱりか」「やりやがった」との声が上がる。一方で、多くのリアクションは「なんでやニッキー」「ええええ」と驚きに包まれた。

 ニッキーの悪役転向に「なにか予兆はあった?」「これは予想外」と戸惑う声も聞こえるが、エプロンに立ったニッキーはTシャツをビリビリと破り捨てて鍛え上げた肉体を誇示。赤のコスチュームから「悪」を意識した黒のTシャツへの変化も見事で、ライフセーバーのようなぴったりパンツと割れたシックスパックでアピールする姿は、完全にヒールそのものだった。

 まさかの裏切り劇だったが、ファンからは「スタイルいいな」「スタイルえぐ」と、41歳の“奇跡のボディ”に熱狂。ベビー路線を貫いてきた大ベテランの変節は、ベッキー・リンチに続くサプライズということもあり、「ベッキーの次はニッキーかい…」と複雑な声も上がった。一方、理不尽な裏切りの被害者となったステファニーは、「私は信じていたのに…許さない、報復する」と怒りのSNS投稿。2人の抗争は避けられない情勢だ。(ABEMAWWE『RAW』)

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