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【映像】「かかってこいよ」で“衝撃ダウン”
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 ラウンド終わり間際の「かかって来いよ!」ノーガード作戦を発動するも、ガラ空きの顔面に突き刺さったワンツーで痛恨のダウン。「ノーガードで煽ってダウンした」「やらかしたw」など手厳しい声が飛び交った。

【映像】「かかってこいよ」で“衝撃ダウン”

 11月15日、国立代々木競技場第一体育館で開催された「K-1 WORLD MAX 2025」。永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と松本海翔(TAD)の一戦は、2ラウンド3ダウンという圧倒的内容で松本が勝利。序盤の空気感からすでにただならぬ緊張感が漂った。

 “反乱軍”リベリオンの一員として舌戦の常連である永坂は、今回も会見SNSで松本に噛みつきまくった。しかし前回の大久保琉唯戦は計量失敗からの不戦敗という最悪の展開。それを“禊”とばかりに公開丸刈りパフォーマンスを披露し、「坊主にしたから負けたらお前も坊主にしろ」と理不尽要求。松本も「負ける気がしない。負けたら坊主にする」と返し、試合前から不穏な空気が流れていた。

 これを受けて、大会の第1試合に加えて”石井館長”こと石井和義K-1アドバイザーがレフェリング。試合前には一切の反則行為を防ぐためのガチガチのルール設定のもと厳格な裁きを宣言した。

 拮抗した戦いが予想された両者だが、蓋を開けるとその差は歴然だった。1ラウンド、永坂はスイッチでリズムを変えながらフェイントとジャブで揺さぶる。松本はサウスポーのまま落ち着き払い、タイミングを図りながらスパスパと精度の高い右ジャブを当てていく。ラウンド最終盤、永坂がノーガードで前に出て挑発した瞬間、松本は冷静すぎるほど冷静にワンツーをアゴへズドン。永坂は後方へ崩れダウン。ファンからも「かっこつけてダウンw」「煽って落ちた」と手厳しい声が飛び交う。

 2ラウンド、松本の左ボディが冴える。ダウンを取り戻すべく猛攻を仕掛ける相手に、落ち着き払ったパンチとミドルのラッシュで永坂を後退させ、右ストレートで2度目のダウンを奪うと、これまでの鬱憤を晴らすように首を掻っ切るポーズで”ドヤ”アピール。

 ファンも「スピードが違う」「技術に差がありそうだ」「良いね19歳」と松本の覚醒ぶりに驚きの声、ビハインドを取り返えすために必死の永坂には「焦りが仇になった」と厳しい声も聞こえるが、ABEMA解説の佐藤嘉洋は手数では劣らない状況に「永坂も悪くないんですよ…」と擁護の意見だ。

 しかし永坂のダメージはもう隠しきれない。ガードの隙間を丁寧に狙った松本の右が再度ヒットし、永坂は後ろへゴロリと倒れ3度目のダウン。気迫を見せ強振するも、最後は連打を被弾しレフェリーストップ。松本が鮮烈なKO勝利を収めた。

 試合前は舌戦で話題をさらった永坂だが、この日の強さは松本が一枚も二枚も上。「永坂相手にここまでやるの凄すぎ」「永坂をここまで子供扱いできるのは強い」「本来弱くないのにな」と驚きの声が並び、松本の評価が一気に跳ね上がる結果となった。

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