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【映像】“軟体美技”の開脚レシーブ
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SVリーグ】東レアローズ滋賀 3ー1 KUROBEアクアフェアリーズ(11月15日・女子第6節)

【映像】“軟体美技”の開脚レシーブ

 女子バレーで、驚くべきレシーブが飛び出した。周囲の仲間も失点を覚悟してしまいそうなボールを、とてつもない開脚の体勢から地面スレスレで拾って見事に味方のポイントへと繋げたのだ。この“軟体美技”の開脚レシーブにアリーナ中から大きな歓声が沸き上がった。

 大同生命SVリーグ女子の第6節、東レアローズ滋賀はKUROBEアクアフェアリーズと対戦。ホームチームが、試合中盤に素晴らしいプレーから得点を重ねた。

 第1セットを26―28の接戦で落とした東レ滋賀が、第2セットの終盤、22―20とリードしていた場面で、樫村まどかがサーブを繰り出した。東レ滋賀がライト2枚で相手のアタックをブロックすると、相手に拾われたボールが再び東レ滋賀のコートへ。谷島里咲が拾った後、ライトのルシール・ジケルがスパイクを叩くも、ブロックに遭ってしまった。

 万事休すか──そう思われた瞬間、大川愛海がとてつもないプレーを見せたのだ。

 ボールの落下まで、おそらくコンマ数秒という中、大川は軸足を動かすこともできないまま懸命に右腕を伸ばしてレシーブ。KUROBEの中山夏菜子がブロックした瞬間、反射的に身体全体を沈め、上半身が床に着きそうになるほどの開脚体勢でボールを拾ってみせた。このボールを花岡千聡も繋げて、最後は中央からジュリエット・ロホイスが打ち込んだ。

 執念のレシーブが得点へと繋がった瞬間、大川自身も床をバシバシと叩きながら喜びを表現。この競り合いを制した東レ滋賀はセットを25―22で奪い返し、残り2セットを取って3―1の逆転勝利を収めた。

 23歳のアウトサイドヒッターは、この試合で2セット目からの出場ながら、チーム三番目となる15得点をマーク。サーブレシーブでも16本を受けて成功率43.8%と、攻守にわたってチームの勝利に貢献してみせた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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