日本が自陣でパスを繋ぎ、DF谷口彰悟が最終ラインの真ん中でボールを持つと、久保が左手のジェスチャーでパスを呼び込む。谷口からの鋭い縦パスが自分に向かって転がってくる間、首を振って背後から迫り来る相手DFの状況を確認。一度、ボールを足元に止めると、別の相手選手が右側から寄せてきた。その直後、久保は自陣方向へのボディフェイントを入れながら左足のアウトサイドをうまく使い、小回りの利いたターンを繰り出す。これで相手DFを完全に置き去りにし、ピッチ中央で前を向くことに成功した。
そして、相手DFラインを切り裂くスルーパス。反応したFW小川航基はシュートを打つことができなかったが、背番号20が鮮やかなプレーで決定機を演出した。
5万人以上が駆けつけた国立競技場が盛り上がる中、SNS上でも「久保くんのトラップとターン見ててワクワクするな」「久保のターンからのスルーパス上手い」「鮮やか」「明らかに相手の矢印を見て、ただ止めるでも流してターンでもなく、逆回転のターンを選んで実行できちゃう久保タケさん」「あれをターンできるのが久保の素晴らしいところ」「スーパー!」「久保の絶品ターン。上手い」「めっさ良かったな」「もはや芸術」「超絶品」「気持ち良すぎて叫んでる」と興奮の声が集まった。
久保は67分までプレー。FW町野修斗との交代でピッチを去る時には、スタンドから割れんばかりの拍手が巻き起こった。
(ABEMA/サッカー日本代表)


