【ベルギーリーグ】ルーヴェン 1-2 シント=トロイデン(日本時間11月24日/デンドリーフ)
シント=トロイデンのMF伊藤涼太郎が、PKでど真ん中へのループシュートを決めた。日本代表歴も持つ技巧派のテクニックと強心臓っぷりにファンが感心している。
日本時間11月24日のベルギーリーグ第15節で、シント=トロイデンがアウェーでルーヴェンと対戦。前半に奪った2点のリードを守り切り、2-1で勝利を収めた。
その先制点は、伊藤の華麗なPKだった。DF畑大雅がペナルティーエリアの左に駆け上がってクロス。これが相手DFのハンドを誘い、OFR(オンフィールドレビュー)の結果、シント=トロイデンがPKを獲得した。
キッカーの伊藤は敵ファンのブーイングを浴びる中、助走を開始する。細かなステップを踏みながら、顔を上げて相手GKトーベ・レイセンの動きを確認。ボールに近づくと、助走のスピードを急激に上げてから、右足をやさしく振った。ふわりとしたループシュートをゴールの真ん中へ蹴り込み、ネットを揺らした。
横っ飛びして完全に裏をかかれたGKレイセンは、ボールがネットに吸い込まれていくのを見つめるしかできなかった。そして、恥をかかされた格好となり頭に血が上った模様。すぐさま拾ったボールを強くキックし、あやうく味方や敵に直撃するところだった。
実況の喜谷知純氏は、「決めていきました。冷静でした。今シーズン5ゴール目。真ん中にやさしく蹴り込んできました。GKは横に飛んだんですが、その裏をかくような伊藤のPK」と伝えた。
【映像】C・ロナウドの「神業オーバーヘッド弾」




