グランツーリスモ世界王者の現役レーシングドライバーが、ゲームで魅せた“コース紹介”にファンやプロドライバーから驚きの声があがり話題となった。
鈴鹿サーキットで行われた国内最速を競うスーパーフォーミュラのレース前企画として、イゴール・オオムラ・フラガ(27)が『グランツーリスモ』で鈴鹿サーキットを紹介。
フラガは、2018年の『FIAグランツーリスモ チャンピオンシップ』ネイションズカップで初代チャンピオンに輝いた実力者。最強のeスポーツ選手であり、現役レーサーである彼が、自らの言葉でコースを解説するというファンにはたまらない企画だ。「1コーナーは290km/hから飛び込んで、コーナーの真ん中あたりからブレーキングに入ります」と、落ち着いた解説をしながら時速300キロのスピードで走行し、「スピード感があるため、ここはドライバーも怖いです」と実際のレースで感じるリアルな感覚も交えて語った。
さらに、「S字コーナーは1つでもミスをすると大きなタイムロスになります。S字が速い車は鈴鹿で大体速い」と、鈴鹿攻略のカギをわかりやすく解説。話しながら、縁石の使い方まで実戦さながらにこなす完璧な走行に、実況の田中大貴アナも「まさに精密機械のような…」と感嘆。解説の中山雄一氏も「あんなに喋りながら僕はできないです(笑)」と賞賛した。
ファンからも「うまいな」「縁石の使い方うっま」「なんで説明しながらコレができるんだよ」「選手がコース紹介してくれるとか」「めっちゃスムーズ」と驚きのコメントが相次いだ。
フラガは22日行われた第11戦で終始トップの野尻智紀(#16 TEAM MUGEN)を追い立て、2位で表彰台。さらに23日の第10戦代替レースではなんと初優勝を果たし、その卓越したドライビングテクニックを見せつけた。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)
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