【写真・画像】サーキット沸く!驚異の“大外刈り”に「ほんと鈴鹿マイスター」称賛の声 「普通こんなに抜けないんです」レーサーも脱帽 1枚目
【映像】顔付近までタイヤが…車が宙に浮く危機一髪の様子(車載カメラ)
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スーパーフォーミュラ】第12戦(決勝・11月23日/鈴鹿サーキット)

【映像】顔付近までタイヤが…車が宙に浮く危機一髪の様子(車載カメラ)

 23日、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラの決勝で起きた激しい接触に様々な声があがっている。

 問題のインシデントは11周目、16番手争いの最中に起こった。KDDI TGMGP TGR-DCの野中誠太と、SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGの大湯都史樹がシケインに進入した。野中はアウト側から飛び込んだ後、右左と連続するコーナーでイン側となったが、大湯のマシンと重なって行き場を失い乗り上げる形で激しく接触、マシンは宙に浮いた。

 この瞬間、放送席は騒然となり、実況の田中大貴アナは「顔のあたりまで前のタイヤが来ましたもんね…大湯のオンボード映像、乗り上げるような形となりました、野中のマシン」と状況を伝えた。レーシングドライバーで解説の中山雄一氏は「今、“HALO”と呼ばれるドライバーの頭を守るパーツがついているので、上にパーツがぶつかってしまうこととかはないと思うんですけれど」と安全性について言及。

 大湯は無線で「あり得ない」という強い言葉を発したが、幸いなことに両ドライバーとも大事には至らなかった。中山氏は、この激しいバトルを「(それほど)変なシチュエーションではなかったが、最終戦らしい気持ちと気持ちのぶつかり合いが各所で起きている」と評した。また、野中は自身のXで「最後のレースは今年一番のペースがあったけどレーシングアクシデントで本当に悔しい結果となりました」とコメントしている。

 ファンからは「マシンが飛んだぞ」「危なかった」「強引すぎ」「これは…レーシングインシデントかなぁ?」と接触に対する賛否の意見も聞かれた。また、シケインでの接触であることから、「1989セナプロじゃねえんだぞ」「ここでセナプロせんでもいいのよ」など、1989年のF1日本GPで起きたアイルトン・セナとアラン・プロストの因縁の接触を引き合いに出す声も上がった。

 今回のインシデントでは両ドライバーにペナルティは課されなかったものの、最終戦特有の気持ちのぶつかり合いを象徴する場面でもあった。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)

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